はちみつまじりで

気づかない場所で起きている奇跡を なるべく見落とさないようにしていきたい

Street Bluesのソロパートの発声とリズムの取り方の個性がやばい話がしたい

どーもどーも、こんばんは。美雪です。

Street Bluesの音源をやっと手に入れたわけなんですが、これがもうとってもやばい。

え?これ皆さん聞いて落ち着いていられるんですか?
感想を述べようと思いつつ、あまりにも官能的で扇情的なお歌だったためブログで書くのは…と思って外に出すのをためらいました。
が、直接的な表現は使わずにどうにか書いてみよう…どこかで吐き出さないと死ぬ………と思い書き始めています。

少し表現がおかしいところ、多くの人の目に触れるに当たってマナーとしておかしいところがあればご指摘ください。


一応ちょっと大人な表現も入るかもしれないので18歳以下の方はおうちの人に相談してから読んでね!(?)









さて本題。

曲全体として、「脱がされている感覚」に陥る方が多いのではないでしょうか。そんな雰囲気を持つ曲です。
ゆっくりゆっくり剥ぎ取られていく感覚。
服を脱がされているのか、心の中の殻を剥かれているのか、でも不本意じゃない。脱ぐ過程を楽しむ感じ。

性的といえば某曲。(神曲です)
某曲は男性視点男性優位のキャハハ!楽しいね!というイメージなんですが、Street Bluesは男性目線なのに女性優位。まさに男性アイドルに歌ってほしい曲かもしれません。
某曲も今の大人なイメージがあるからこそただの下品にならずに歌えるものですが、この曲もオーバー30アイドルだから似合うのではないでしょうか。

ここからはソロパート歌唱順に紹介していきます。

まずやすくん。初めて聞いた時、最初のフレーズで心を掴んでくるやすくんの技術の高さを改めて感じました。
「甘い台詞と」から「時計を外した」までどこにも文句つけられない百点満点完璧の歌い方だな、と。
このフレーズを自分のものにするのって何回も何回も練習して自分の声録って自分の声のどこをどう活かすか、どの声が合うかを研究してないと出せない歌い方だと思います。
やすくんはコーラス隊でハモり隊なので誰かに合わせるところで言えばいつもバチっとハメてくるんですが、自分の声をメインに持ってきた時の魅せ方も研究している、やすくんのすごさを見た気がします。

・ド頭、「甘い」の「あ」の発音
母音って力の入れ方が難しいんです。
音程も低いので普通に歌うとしたら最初から喉を開いた状態で口の中で発音するイメージ、バチンと当ててくることになると思うんですけど、聞いていただいたらわかる通り低音を外さないのに当ててこないんです。
下からぬるっと、喉の奥から発音する感じの「あ」なんですよ。
それだから底なしの優しさ。最初から抱きしめるんじゃなくて肌に触れるところから始まるんです。

あれ、これ一文字ずついきますか?笑
それでもいけるぐらい一つ一つの音が最高なんですが卒論ぐらいの文字量になるのでやめときましょう。

・「酔わせて」 ての歌い方
私は初めてこの歌い方のやすくんの歌声を聞きました。
いつ習得したんでしょう。やはり俺節の影響もあるのかな、などと考えてしまいます。
伸びやかなビブラート、なのにいつもやすくんがする「置く優しさ」「甘え」みたいなのがここに来ないんです。
次のフレーズも意識した「繋ぎ」のような伸び。
歌詞の内容を考えるとここの「て」は切るところじゃないんですが、今までのイメージだと「て」をにこやかに歌ってるやすくんが想像できるんですがあくまでも繋ぎ。まっすぐ相手だけを見た歌い方だなぁと感じました。


・「呆れるほどに俺だけを好きにさせても」
シャッフルの滑り台。
ブルースの醍醐味。
ここも自分の声の魅力を分かってないと出せないかすれ方をしています。
そのあとの「揺れる心も身も」もそうです。
後々亮くん、すばるくんもこのフレーズを歌うので触れますがやすくんはここはシンプルに下る。
いつもリズミカルに音を取るやすくんが歌い方よりも歌詞の意味を優先して、どこかに重みを置いたり息継ぎしたりせず、綺麗に音を下りていくんですね。
ここにはやすくんのエゴが全くない。他の人とか他のやすくんと比べてということではなくて。

(※1/16追記)やすくんはこの歌を「上手く歌おう」としてるというより、日本語の意味を噛み締めて「語りかける」ように歌っているのが聞く人々に印象を残させるんだと思います。(ここらへんは演歌が好きで小さい頃から聞き込んでいたりとかやっぱり俺節の影響が大きいのかなーと思ってしまう)
リズムが狂ったり特殊な拍の取り方をしているわけではない、歌っていることには変わりないのに話しかけられている感覚になる。自分を出しすぎずに曲の良さをまっすぐ噛み砕いて届けることができるのがやすくんの巧さです。やすくんにしかできない。自分の声の良さを理解して最大限活かして、かつ存在感をそこに残すことなく曲や歌い手に寄り添う歌声。あ〜すごい〜。(追記ここまで)


言ってることはゴリゴリに男なのに主張を通そうとするほど無理やりじゃないんです。でも「好きにさせてもいいよね」なんです。
今までの関ジャニくんなら「いいかな?」って言いそうなところを、大人になって・・・・。
「いいよね」なのにやすくんの「よね」が優しすぎるおかげで「有無を言わせず」感がなくて、でも「好きにさせてやるよ」ほどの強さがなくて マジで絶妙なんです。やすくんは天才です。

・「時計を外した」の「た」がどちゃくそに優しい
タ行も、力を入れるとすぐ強くなる発音です。
力を入れなくても強く聞こえる発音。(舌を使うから)
なのにやすくんの「外した」がとんでもなく優しい。
フェザータッチ。
トン、と触れるだけなんですね。
そしてこのフレーズだけで時計を外すことが何を意味するのか想像させるやすくんの表現力。
ここまで微笑んだりせずにまっすぐ真剣に歌ってきたやすくん(でも力んでない)。「た」で一気に緊張をほどくような抜き方をするんですね。
ン〜〜〜テクニシャン〜〜


後半サビ
・「預けて」のあとの下りが当たり前に最高
言うことあります?ないですよね?

・「合わせた」のせの後のタメが絶妙にやばい
この曲におけるやすくんの「た」は何度か出てきますが毎回最高です。よければ「た」に集中して聞いてみてください。

やすくんの歌声、全体的に。
やすくん、今まで「可愛い」「男らしい」キャラクターをセルフプロデュースしてきたと思うんですがその今までの努力がこうして「大人」の曲を歌うときに抜群に効いてくる。
力技で言うことを聞かせる男らしさではなくて、甘え上手のあざとい可愛さではなくて。
「包み込む優しさ」です。これは男女どちらのキャラクターも持っているやすくんだから歌える声の使い方なんだなーと思いました。





まるちゃん。
・「傾け」がめっちゃひなちゃん
初聴のときちょっとざわついた場所で聞いてたので「たむ」の伸びの声でひなちゃんなのかと思いました。でもそのあとの「て」がまるちゃん。やさしい。
「不意に見せた横顔」もまるちゃん。やさしい。
山田のバランス理論の話なんですが、
山田はどちらかが熱していると冷めるという性質を持っていると思います。思っているだけなので気にしないでください。
この曲ではやすくんメインだというのを全員が認識していたかもしれないし、そのあとのバランスも考えてのこととか色々考えてのまるちゃんの歌い方、「しつこくない」んです。
至ってあっさりと、爽やかに歌うイメージ。
大人のイメージ、コーヒーブレイクはぴと〜っ!ってくっついてくる感じですがこの曲はまるちゃんの二枚目の部分が出ている…
隣に座ってにっこり笑っているだけ、のまるちゃん。あれ、これまるちゃんの日常じゃないですか?


続いて大倉くん。
先程やすくんのところでタ行の難しさを話しました。
大倉くんはタ行の他にもダ行、ラ行の難しさを「巻く」ことで解消しているイメージです。
皆さん、大倉くんのラ行好きですか?私は好きです。

・「夢中」の「む」
低音パートを任される大倉くんですが、このフレーズで一番低い音は「む」だけだと思います。
このむ がたまらん。
やすくんの低音、亮くんの低音(「甘い」の「あ」の音程)もたまらんのですが、えーヤンマーってこんな声も出せるんだ〜!というたまらなさです。
ですが、大倉くんはやっぱり安定している。大倉くんにならもっと任せられるなって思う。ずっと任せたいなって思う。


横山さ〜んパート
横山さんも舞台で表現力がムキムキになった組ですかね。
「ワ」の発音いいですよねぇ。たまんないですよね。
「ざわざわぁ」2文字目の「わ」と3文字目の「ざ」の間、口の形を「ア」ではなくちょっとすぼめる感じ。横山さん特有の歌い方がこのザワザワ感を演出しています。
後でひなちゃんのところで触れますが「ば重 いい軽」これがやばいです。



亮くん。
サビで一気にコーラスが来る感じ。ブワ〜!ってなりません?スゴイ。
そしてハイトーンボイス。亮くんのこのスーッと抜ける高音がいいですよね。
「甘い」の「あ」はやすくんと同じく低音なのに外さない、そしてかすれ感がいい。

この曲なにがやばいって、やすくんと亮くんとすばるくんで同じフレーズを歌うのにそれぞれ思い浮かばせる情景が違うんですよね。

ただ甘いだけではない、ただ強いだけではない、魅力。

そしてここ。「呆れるほどに俺だけを好きにさせてもいいよね」
亮くん、「る」と「を」に重みを置いています。
表の拍にアクセントを置くことで安定感を持たせる。
しっかり抱きしめられてる。

ところどころ重く、力が入っている感じが亮くんの良さ。捕まったら逃げられなさそう。逃げたくない。

上ハモが職人やすくんの力でハスキー×ハスキーを全面に押し出す感じで儚さがあります。

そして2回目のサビ。
2回目はかすれてないんです。
2回目はしっかりなんです。変えてくるんです。
「と」がちょっと強い、2回目ともなればちょっとがっつりなんですよね。亮くん。このストーリー性。



すばるくん。
初めて聞いた時びっくりしました。
この曲、湿度が重要だと思ってたんです。いかにしっとりさせるか、個人個人の湿度を高めて最後に持っていくと思っていたので。
すばるくん、驚くほどにドライ。

ドライというか、ノットウェットというか。
すばるくん今までにちょっと浮いてる…?というぐらいしっとりさせてきたのにここにきてさっぱりしてるんです。サビなのに。
これがまた強くて。

元々艶があるすばるくんの歌声。歌い方をサッパリにするとちょうどいい。

湿度が高ければ高いほどいいのではなくて、どこかに集中させるからこそ曲として輝くんだなとすばるくんの歌声を聴いて思いました。

それは昨今のすばるくんの中にある意識「グループとして」というところが大きそうです。

すばるくんのソロ曲「琉我」やすばるくん(すば子ちゃん)メインの「CANDY MY LOVE」は女性視点の曲というのもあって艶×湿度でお送りしているな、と感じる部分が多いです。

しかしこの曲は「すばるくんの歌い方」であることは変わらないんですが、あのカメラを見つめるようなじとっとした視線の感じがなくて、カジュアル。
すばるくんの「時計を外した」は自分で自分の時計を外しているだけのイメージです(やすくんのは相手の時計を外してあげるイメージ)。

やすくんがどう歌うか知っていて変えてきたのか、知らずにこうなったのか分かりませんがやすばもまたハマるところにハマるコンビなんですな…

そして最後「預けて」のての下がり方。やすくんのところでも言いましたがすばるくんの「て」もよきです。
やすくんの最後の最後「て」と比べるとまた面白いですよ。


間奏。
重ねてくるハーモニー。
誰が誰かわかる感じが強いですね。
いいヘッドホン買いたくなる案件です。

きました。ラスボスひなちゃん。
歌詞の内容として一番盛り上がってる部分はひなちゃんのとこなんですよね。一番大人な部分。
これをひなちゃんに歌わせたのが天才。
ひなちゃんの歌声って、もうすっごい、すっごい色気があるじゃないですか。
Explosionとか…好きなんですよね、めっちゃ。
可愛い歌い方、力強い歌い方ともう一つこの色気のある歌い方をひなちゃんは使いこなしていて。
「俺の声ガッサガサやぞ。年中喉風邪みたいなもんや」と言うその声は私にとっては最高です。
かすれが絶妙。狙っていってないのにいいところでかすれる感じ。
ヤンマーの二人も元々ハスキーですが、彼らは使いどころをよく理解していてどう力を入れたらうまいことかすれるかを日々鍛錬を重ねているのではないでしょうか。私の勝手な想像です。
ひなちゃんはそのモードに入ったら狙わなくてもピンポイントで入るので天才です。
そして
・「頬」「本能」
「ほ」が、もう、すごくないですか?
ハ行は力を抜きすぎると音として発声できない特徴を持っています。
ひなちゃんの「ほ」は「ホ」と「オ」の間をするりと抜けていくような軽さがあります。
だからといって力を完全に抜いているわけではない、絶妙な発音。

そして、横山さんのところで言ったあれです。
「飲み干しちゃえばいい」
これ、ヨコヒナに同じフレーズをそれぞれ言わせてるのがすでに強いなぁと思うんですが。
やっぱりヨコヒナはヨコヒナですよ。
全く同じ歌い方にならない。
横山さんは「ば」の低音で音を置いて「いい」でスーッと抜きます。
対してひなちゃんは「え」までしっかり持って、「ば」で抜くんです。
ちょっと再生してみてください。横山さんの「ば」は重い、ひなちゃんのは軽いというのを聞いてください。

それぞれの飲み干しちゃえば解釈に差が出たからこそのこの違いだと思うんですがやっぱりこう、ヨコヒナって、いいですよね…(語彙)






以上、ソロパート歌唱順に話してみました。

応答セヨ通常盤のカップリング曲「Sweet Parade」もこれまた可愛らしい曲なんですが、この曲にもやすば案件があります。

2番あとの間奏が終わってCメロに当たる部分
「ファンタジーみたいだけど」のすばるくんの歌声、めちゃめちゃにやすくんじゃないですか?

やすくんがすばるくんっぽく歌うのはなんとなく感じたことがあるんですが、すばるくんが誰かっぽい歌い方をしたのを初めて感じ取って鳥肌が立ちました。
未だにやすくんの声とミックスしているのでは?と疑ってしまいます。

やすくんと歌うから合わせに行ったのか、無意識なのか、はたまた私の耳が悪いだけなのか分かりませんが

「た」「ど」の伸ばし方がやすくんのそれなんですよ。
そのあとやすくんがハモってくるから余計混乱しちゃって。


ちょっと曲の話とはずれますが、やすばって昔はすばるくんがめっちゃ熱い状態で突っ走っていくのに遅れないようについていってたのがやすくんなのかなーというイメージがありました。大人と言われるやすくんですが、その熱を見て冷めることなく「一人にさせへんで〜!」と言わんばかりの 特に音楽の面ではやすくんが支えていたところが大きいのではないかなと私は思っていて。

それが時を経て今ですよ。
ちょっと落ち着いたすばるくん。やすくんがメインになるとそれに寄り添うように温度や湿度を変えたりさらにやすくんに歌声を寄せていく などということが現代の日本で起こっている。これはすごい。

やすばって、いいなァ〜…としみじみしました。


まるちゃんの「傾けて」がひなちゃんの声に聞こえるように、最近の曲ではソロパートが他のメンバーの声に聞こえてしまうことがあります。(コーヒーブレイクのやすくんのソロパートとかもそう)

昔の音源ではペアの歌声が誰と誰の声か分からない、(下ハモが大倉くんかまるちゃんか、とか)なんてことがありましたが今はソロの声ですらわからなくなってきました。

応答セヨはまるちゃん主演の映画主題歌なので「まっすぐな関ジャニの歌声」のイメージで全員歌っていると思います。
関ジャニの歌声として一般の人が真っ先にイメージする気まずいの歌声をサビのメインに持ってきてるあたり、ストレートできた〜!と思いました。今までの映画主題歌もそうだった気がする。

MVの立ち位置と逆になってしまいますが、歌声のイメージでは応答セヨは全員が前を向いていてそれ以外のカップリング曲では円になって向かい合っている感じです。寄り添ったり前に向けたりできる関ジャニの歌声が好きです。


と、いった感じで私の感覚を共有しようとしてうまく伝わらない回になりましたがここまで読んでくださった方はいらっしゃるんでしょうか。

完全に主観で話したので事実と異なる部分があるかもしれませんし何かを否定しているように読み取れる表現があったらすみません。比較して話していますがどちらにも良さがあることが前提です。

Street Bluesもうちょっと聞き込みがいがありそうだな〜〜〜
他にも書き溜めてる記事があるんですが、ノスタルジアと年下組の話もこうしてササっと書けたらいいなあと思いつつ締めさせていただきます。


皆さんのStreet Bluesの聞きどころもおしえてください。