はちみつまじりで

気づかない場所で起きている奇跡を なるべく見落とさないようにしていきたい

Cool magic cityくんって何歳なの?~ベスパとモンキーターン~

 今朝起きてまず、Cool magic cityくん*1元気にしてるのかなという感情が湧き出たのですが、私はCool magic cityくんについて知らないことの方が多い*2ことに気が付きました。勝手にヘタレだと決めつけているけれど本当は違うかもしれない。そもそも年齢はどれぐらいなのか。それを予想するため、改めて歌詞を読んでみました。

 前提として、この曲の歌詞はすべてCool magic cityくんの一人称視点とします。


もくじ

1.Vespa乗れば

 この曲において有名な、サビの歌詞が「Vespa乗れば」から「つかまりなよ」に変更されたことに焦点をあててみましょう。
 権利の都合上変更されただけであって、Cool magic cityくんが乗っていたのがVespaではなくなってしまったわけではありません。Vespaの日本版公式サイト*3によると

ベスパはイタリア製スクーターの代名詞。

とのことなので、Cool magic cityくんはスクーターに乗っているそうです。(なぜかずっとバイクだと思っていた。)

f:id:passionwenwen:20220410182808j:plain

(画像1:イメージ-ベスパPX80E)

スカートを履いた女性でもまたがらずに足をそろえて乗れるフラットなフロアや、雨風や砂埃から足元を守れる風防状のボディーは、その後のスクーターの形状に大きな影響を与えた。ちなみに、ベスパという名前の由来は「スズメバチ」。

 歌詞に出てくる表現に太字の部分が重なる*4ので、Cool magic cityくんはこのホームページにも目を通していた可能性があります。

 名前の由来のスズメバチ関ジャニ∞がクチビルくんの前に使用していたロゴキャラクターに関連があるのかと思って調べてみましたが、蜂のキャラクター(名称不明)が登場したのが2008年ごろであるのに対してこの曲がリリースされたのが2004年であるため、関連性は低いでしょう。

f:id:passionwenwen:20220410184104j:plain:w200:h220

(図2:名称不明な蜂のキャラクターのファンアート)

 スクーターは排気量によって原付であるかそうでないかを区別することができるようです。Vespaからは原付(第一種)の車両も販売されていますが、原付は二人乗りが禁止されています。「君が思うほど安全な走りなんかじゃなくて」と言うぐらい「安全」への意識が高いCool magic cityくんなのでそんな無茶なことをするとは考えにくいです。どちらにせよ免許が取得できるのは16歳以上なので、Cool magic cityくんは若くても16歳であることが分かりました。
 
  また、Cool magic cityくんの愛車であるベスパが本人が購入したものであれば最低賃金と労働時間で年齢の下限を上げることができるかと思いましたが、Cool magic cityくんの家庭の経済状況が分からないので貯蓄から購入した場合、やはり16歳で乗りこなしていることになるため確定はできません。

2.Don't stop the monkey turn

 当たり前のように聞き流していましたが、よく考えてみたら一文目から分からない文章です。何をDon't stopつまり止めないでと言っているのか。monkey turn(モンキーターン)と調べて出てくるのが競艇の旋回法の名前です。

ボートの上に前傾姿勢で立ち上がり舟の外側を蹴るように回ります。これにより外側に体重がかかって通常のターンよりも高速で旋回することが可能となります。

競艇の3つの「モンキーターン」とは!?それぞれの詳細を紹介 | 競艇予想サイト必勝NAVI

 プロの競艇選手が用いる技で、相当なバランス感覚が必要な旋回方法です。それを止めないでと言っているということは、二人乗りでカーブする際に後方に乗っている「君」が立ち上がりスクーターの外側を蹴って重心を操作したり高速で旋回するという一連の流れを楽しんでいるのでしょうか。しかし、先述した通りCool magic cityくんはそんな危険なモンキーターンを自ら望むとは思えないので、比喩としての表現であると考えておいた方がいいでしょう。モンキーターンほど危険な行為とは言わずとも、何らかの手段を用いて二人の関係を加速させたいと考えているCool magic cityくんというところでしょうか。当時流行していた競艇漫画(実在)のタイトルでもあるので単に流行っていたからCool magic cityくんの意識の中にこの単語が存在していたのかもしれません。それでは年齢の特定ができないので、別の仮定を立てることにしました。

 Cool magic cityくんがこの専門用語を知っているということは、

①ボートレースを普段から観戦している
競艇選手である
③養成所に通っている

 この三つの可能性が考えられます。
 
 ①だとすれば子供のころから保護者同伴で観戦してきたために知識があり下限を想定することができず、②のプロ競艇選手であれば年齢に上限はないので絞り込むことはできません。競艇の養成所の年齢制限は15歳以上30歳未満であるそうなので、③ならば1で挙げた16歳以上であるという情報とあわせて、16歳以上30歳未満ということになります。よって、無理やり年齢を絞り込む条件を捻り出すとすれば③としておいた方がよさそうです。

3.結局何歳なの?

 もしCool magic cityくんが歌詞の通り安全第一な性格(原付で二人乗りはしない)でボートレーサーの養成所に通っている(モンキーターンという専門用語を知っているため)とすれば、16歳から30歳の間の年齢ということになりました。
 「つかまりなよ」「ついてきなよ」と強気の姿勢を見せているのは「君」が年上、年下のどちらにしても考えられます。聴いているあなたが「君」になりたい場合、ここまで書いてきたこと全部無かったことにして自分との関係性で好みの年齢を設定することができます。お試しあれ。

f:id:passionwenwen:20220410203756p:plain
 

*1:2004年8月25日発売「浪花いろは節」/IMPERIAL RECORDSのカップリング曲における「僕」のこと

*2:よって、クルマジくんと気やすく呼ぶことはできません。

*3:http://www.vespa-shop-tokyo.jp/

*4:スカート→「レトロなワンピース」、雨風→「Rainy Days」「バックシートが濡れちゃ」